ペットの引っ越しも、スムーズに

ペットの引っ越しは大変

ペットブームで多くの家がペットを飼育していますし、その扱いは家族の一員になっています。
一緒に部屋で生活しますし旅行に行きますし、食事もこだわり大事に育てられるのが当たり前の時代になりました。
犬や猫は当然ですが、最近では鳥類や爬虫類、両生類も飼育件数が増えていますし多頭飼いの家庭も増えています。

そこで、問題となっているのがペットを飼育している家庭での引っ越しです。
昔は戸建ての分譲物件で飼われるのが当然でしたが、今では賃貸物件でもペットの飼育が認められている物件が増えています。
そのため、賃貸物件から新しい物件に引っ越しとなるとペットの輸送の問題が出てくるのです。
自分たちで連れていけないケースもあるので、事前に輸送方法を確認しておく必要があります。

犬や猫の引っ越し

犬や猫の場合、車で抱いて連れて行ったり近場なら歩いて行ったりすることができます。
しかし、車や徒歩での移動ができない場合もあります。
遠方への引っ越しとなると車では難しく新幹線や飛行機を使う必要があります。

犬や猫の場合には、飛行機に乗せることができます。
ただし、日本国内の飛行機では客室に動物を持ち込むことができません。
そのため、手荷物と同じように貨物室で過ごすことになります。
輸送中に酔って吐かないように飲食を控え、トイレを済ませておくことが重要です。

金魚、熱帯魚の引っ越し

意外と輸送が大変なのが金魚や熱帯魚です。
これらの生き物は水中の生き物であり、水に入れての移動の必要があります。
さらに、飼育数によっては水槽も大きいですし、付属品も色々とあるので、運ぶものも多く素人では簡単には行えません。

まず、輸送の方法として、水槽の水と魚とをそのままビニール袋に移し発泡スチロールに入れて運びます。
発泡スチロールに入れるのは袋が破れるのを防いだり他の荷物から守ったりするだけでなく、水温を一定に保つ効果があるので必ず発泡スチロールに入れて運びます。

輸送前には犬や猫と同様に餌を与えるのを止めます。
かわいそうな気もしますが、水が糞尿で汚れると水中のアンモニア濃度が増して中毒になり死亡する可能性があるので、絶対に調整をしておきましょう。
出発の3日から4日前までの餌は止めておくことが望ましいです。

業者の探し方

引っ越しの際にペットの引っ越しも請け負ってもらうことができるのかはインターネットでの検索ができます。
例えば、人間の荷物とペットとを別の業者に分けて依頼するのも一つの方法です。

予約が取れなかったり予算が出せなかったりすれば自分たちでの輸送を考える必要も出てきます。
人間よりも体が小さく神経が細やかなペットたちの引っ越しですから、早めに安全に移動させられる手段を見つけておくようにしましょう。