引っ越しは意外と大変
引っ越し前というのは誰もがポジティブな気分になれるものです。
やはり、新生活を迎えるに当たっては気持ちが高まりますし良いことがあることを多くの人が期待します。
新しく住む物件を見て回るのも楽しいですし、新生活に必要な家具や家電を買い揃えるのも楽しいものです。
新しい環境で過ごすにあたっては、誰もが良いイメージをして当然です。
しかし、実際には引っ越しはとても大変なもので心身ともに疲れるものです。
新居に持ち込む荷物の準備もありますし、入居のためにあれこれ手続きも行う必要があります。
これらのことを仕事や日常と並行して行うのは意外と負担になるものです。
さらに、引っ越しして楽しみにしていた新生活も、すぐに想像通りには進みません。
たくさんの段ボールの山を片付けていく必要があるためです。
そのような生活をしていると、どんどん気持ちが落ち込んだり投げ出したくなったりすることがあります。
そういった時になりやすいのが引っ越しうつ病です。
引っ越しうつ病とは
引っ越しうつ病は、引っ越しが終わって1ヶ月から2ヶ月後に起こりやすい女性に多く見られるうつ病の一種です。
引っ越し前から直後は新生活への期待が高まりますし準備の慌ただしさで気が張りやすくなります。
それが、引っ越しが終わって落ち着いてきた頃に、荷物であふれた部屋で過ごすことや緊張が切れたこと、引っ越しでのストレスといったものが一気に引き金となりうつ症状が出てきます。
引っ越し症状には、基本的にはうつの諸症状が出てきます。
具体的には不眠や倦怠感、ゆううつな気持ちや、家事への面倒さ、食欲減退といったものです。
目立った特徴として、引っ越しうつは家事や日常生活への滞りが多くなりやすいというものがあります。
初めのうちは、引っ越し疲れだと思っていても、症状が続く場合や改善しない場合にはうつを疑うべきです。
引っ越しうつの予防方法
引っ越しうつの原因は、引っ越しによる精神的負担です。
自分が思っているよりも引っ越しによってかかる負担は大きなものであり、気持ちに影響します。
そこで、うまく気持ちを整えられるように調整することが重要です。
まずは無理をしすぎないことです。
引っ越しして新居を整える作業も新生活で仕事や友人関係とどちらも頑張れば疲れるに決まっています。
そこで、引っ越しの荷解きについては少しずつ計画に行うようにするのです。
計画を立てておけば引っ越し後の行動もスムーズに進められますしオーバーワーク予防にもなります。
次に計画を立てるときに優先順位をしっかりと見極めます。
引っ越して翌日には使うような荷物はすぐに荷解きが必要ですが、季節のものや趣味のものは後回しでも大丈夫なものとありますから、必要なものから荷解きをすることでストレスフリーに生活できます。
また、優先順位がわかりやすいよう、梱包時にすぐに開くものを一つの箱にまとめたり、箱の側面にすぐに開くようメモを残したりという工夫をしておくと便利です。