厄除けや魔除けを意味する盛り塩
飲食店や商店の玄関で小皿に盛り塩がされているのを見たことがある人も多いものです。
最近では自宅でも盛り塩をしている人が結構います。
盛り塩はあまり宗教に関係なく、自宅や仕事場で行なっていることが多いものです。
盛り塩というのは塩を三角錐型に持って、玄関先や家の中で気になる場所に置く風習です。
厄除けや魔除け、という意味を持っています。
古来から日本人が行なってきた風習の一つですが、一般的には中国の故事に由来していると言われています。
由来には諸説ありますが、どれにも共通しているのは盛り塩は邪気を払い、チャンスを招くことを祈って行うものであるとしており、神事や仏事が由来しているわけではないという説が濃厚です。
最近では新生活がうまく進むようにということを祈って自宅に盛り塩をする人が増えています。
しかし、せっかく盛り塩をするならば正しい方法で行いたいものです。
そこで、ここでは新居で盛り塩をする際の盛り塩の準備方法や置くべき場所を紹介していきます。
盛り塩の選び方
一般的に盛り塩は玄関に置かれます。
これは邪気払いの意味と良縁を招き入れるためです。
そこで、玄関の両サイドに置かれることが一般的になっています。
ただし、間取りの都合や広さによっては両側に置けないこともあり、そのような時には玄関の中や飾り棚、片方など置けるように配置するようにしましょう。
また、盛り塩は寝室や子供部屋、キッチンなど清めたい場所に自由に置いて構いません。
部屋の四隅に置くとパワーが上がるとも言われています。
風水のサイトに色々な配置方法が紹介されていますから、気になることがある場合には調べて配置してみましょう。
塩の選び方と使った塩の処分方法
盛り塩用の塩、というお清めされたものや神社でお祓いを受けたものが最近では販売されています。
このようなものはやはりご利益がありそうで興味を惹かれるものです。
しかし、盛り塩にあたっては特別にこれと決められた塩はありません。
大事なことは続けられることなので、無理に高級な塩を購入せずに一般的な食塩でもまったく問題ないです。
慣れるまでは三角錐の形を作るのが意外と難しいです。
これを上手に作るには、粗塩の方が粒が大きく成形しやすいので、塩選びに困ったら粗塩を選んでみましょう。
粗塩でなくても少し湿らせて作るとまtまりやすいです。
最近では盛り塩用の小皿と成形用の三角錐とがセットになったものも販売されています。
うまく形が作れない人はこれを活用するのもオススメです。
使った盛り塩は基本的に月に1度から2度ほど交換します。
ただ、変色したり汚れたりすればこの期間に関係なく交換をする方が良いです。
盛り塩に使った塩は邪気を吸収しているとされるので、何かに再利用することは避けましょう。