保証人代行とは
賃貸住宅を利用する時に、必ずついてまわるのが連帯保証人問題です。
あたかも借金をするかのようなイメージですが、まさに賃貸住宅を利用するとは、借金が物件に変わっただけで”借りる”点が共通しています。
それならまったく身寄りがない天涯孤独な人はどうなるのか、気になりますが、家族や兄弟がいないなら上司でもO可能です。
これは万が一家賃滞納をした時に借り主に代わり、家賃負担をしてくれる人がいると、貸し主が安心なので設定されています。
お互いの信頼関係を築く意味でも大事な部分です。
連帯保証人は家賃代替支払いを請求された時は、拒否できません。
借り主と同等扱いなのです。
連帯保証人にだけは絶対なるなと言われるのも、それゆえですが現在の民法では、経済的に不安材料が多い人は連帯保証人にはなれません。
したがって連帯保証人で自己破産などと、かつてどこにでもあったような事態には通常なりません。
一方連帯がつかない保証人というのも、民法上設定されています。
こちらは連帯保証人よりは責任が軽めです。
もしほんとに連帯保証人に該当する存在が、周囲にいなかったら保証人代行を使う事ができます。
無料サービスではないのですが、万が一の時は連帯保証人並みの効力を発揮しますので、正真正銘頼れる人がいない時は便利です。
特に一人暮らしがしたい高齢者や若い女性におすすめのサービスになります。
おおよそ安いものでは家賃の2割程度の費用で利用できるので安心です。
手順としては賃貸住宅を運営している、事業所に依頼する所から始まりますが、提携している物件探しもサポートしてくれるので、使い勝手の良さがあります。
審査もありますから、誰でも無制限に対応してくれるわけではありませんが、選択肢に入れる価値はあるのではないでしょうか。
連帯保証人との違い
連帯保証人とどこがどう違うのかといった点ですが、ほぼ連帯保証人同等に利用できます。
すなわち家賃支払い代行、修繕費または敷金、現法回復工事費など借り主が本来すべき責任をほぼ100％保証してくれるサービスです。
お金が無くて賃貸を借りる事ができず、ホームレスに陥っていた状況も、保証人代行を利用すれば回避できる可能性が大きくなります。
ただし保証人代行への支払いは回避できませんので要注意です。
利用方法
賃貸物件を契約時に保証人代行を利用したい意志を、賃貸業者へ伝えます。
保証会社の審査を受けて承認されれば、初めて利用できるしくみです。
審査時には本人確認書類および収入証明が必要になります。
保証人代行業者ごとに条件が変わりますので、必要書類などは特に確認が必要です。
費用ですが賃貸を更新するたびに保証人代行業者との契約も更新します。
家賃を含む支払い義務からは解放されますが、保証人代行業者には支払い義務が生じるものの、費用は家賃よりも遙かに低い費用です。