長い生活が円滑に過ごせるように
引越しで大切なことの一つに、ご近所への挨拶があります。
最初の第一印象がよければこれからの長い生活が円滑にいきやすいので、基本を押さえておきましょう。
災害が起きたときには、ご近所同士で助け合わなければなりません。
いつどんなことが発生してどんな形でお世話になるかわかりませんから、まずは引越しのご挨拶を忘れずに行いましょう。
誰に挨拶をすればいいの?
引越しの挨拶は、誰にすればいいのでしょう。
転居した住まいの両隣、向かいのおうちは最低限挨拶をするべきお宅です。
挨拶をすべき相手は、住まいにもよって少し違いがあります。
アパートやマンションに引越しした方は、上と下の階の部屋にも挨拶を行います。
一軒家に引越しした方は自宅の敷地と接する建物全てと、向かいの家だけでなくその両隣の計三軒にも挨拶をしてください。
大家さんや管理人さん、そのエリアの自治会なども、挨拶を忘れないようにしましょう。
大家さんはもちろんのこと、マンションなどによっては管理人さん在駐のところもありますので、そのような住まいの場合は挨拶にうかがってください。
地域によって自治会などの有無はまちまちですが、ある場合は会長さんのお家に出向いた方がいいケースもあります。
いつ行けばいいの?
引越しの挨拶は、いつ行くのがマナーなのでしょう。
理想的なのは引越しをしたその日のうちですが、場合によっては夜遅くまで作業がかかってしまうことがあります。
そのあとでご挨拶にうかがうのは迷惑がかかってしまいますから、次の日改めてうかがいます。
いろいろな事情で先延ばしになってしまうことがあっても、必ず1週間以外には済ませるようにしてください。
大きなトラックで荷物を運ぶなど、いつ引越しをしたかは相手にも分かりますから、早めにうかがった方が無難です。
顔や名前を知ってもらうために出向くので、できれば家族みんなで行きたいところですが、難しければ全員でなくてもマナー違反ではありません。
挨拶に行けない人がいたからといって、後日行くものではありません。
迎え入れる相手もお忙しいので、引越しの挨拶は一回だと覚えておいてください。
持っていく物
部屋番号や名前を知ってもらうために、「このたび~~に引越してきました~~と申します。これからお世話になります。どうぞよろしくお願い申し上げます」とご挨拶しましょう。
挨拶の品を持って行きますが、名前を知っていただきたいので、「のし(熨斗)」をつけて名前と「粗品」を書き入れておきます。
表書には「御挨拶」と書き、水引は紅白の蝶結びを選びます。
高価なものは引越しありませんので、相場は一品あたり500~1,000円ほどです。
貸主などに挨拶をするときは、1,000~2,000円くらいのものを用意しましょう。