追加費用が高かったトラブル

どんなトラブル?

引っ越しトラブルでよく発生するのが、追加料金を当日になって請求されたといったケースです。
いわゆる見積もりミスという事で、国民生活センターでも何度か注意を呼びかける記事が公開されています。

全体的にも多い事例だからこそ、注意喚起がなされるわけですが、事業者だけを一方的に責めるわけにいかない要因も、一部見受けられるのです。

まず一般的な約款を再確認してみます。
追加呂金が発生するケースとして考えられるのは7つです。

引っ越し当日になっても、荷物の梱包が終わっていないといった消費者側の事情で、運搬できなかった時、当日になって不用品処分を業者側へ請求した時、当日になって荷物が多すぎて積み荷できず時間延長になった時、道路道幅が狭くて別途有料駐車場へ停車する事になった時、結果クレーン車での運搬になってしまった時、エアコンを新居に設置する際に追加工事が必要と判明した時、ペットの移送をめぐっての行き違いが起きた時などになります。

どっちもどっちと言いたくなる事情も、時々ある事を特筆すべき事がらです。
約款を消費者側が熟読していれば、トラブルにならなかったかもしれません。

通常引っ越し業者は一日のうちでも、他者荷物を効率よく一緒に積み荷する事で、安さをあげている場合も多々あります。
自分のところで想定外に手間取っていれば、他の誰かが嫌な想いをしているかもしれないのです。
事前に細かい打ち合わせをしておくべきです。

特にペットに関しては、昨今のペットブームもあって今後もますます増える事が予測されるトラブルだけに、消費者側も必要な報告はすべて細かく業者へ伝える心つもりが必要です。
不用品処理を当日に業者へ依頼するなど強引な依頼は、なるべく避けた方が安心です。

対策について

訪問見積もりをする事で避けられるトラブルもあります。
特にインターネットで簡単に依頼できるサービスも増えていますが、メール交換だけのやりとりなら、なおさら消費者側が、業者へ向けて細かく状況説明が必要です。

そうは言っても人間のなせるわざで、伝え忘れも必ず出てきます。
事業者側がトラックが通過できる範囲の道路要件を消費者に伝えて、追加料金が必要になる場合もある事を、親切丁寧に伝える事も重要です。

さらに消費者側も実際の道路事情を業者側へ事前に丁寧に伝えておく配慮に必要になってきます。

ポイントをおさらい

トラブルを避けるために、消費者側も考慮する事が大切です。
引っ越し業者は荷物を運び入れるところまでが、基本の作業になるのが一般的になります。

引っ越し先の条件を事前に消費者側が確認しておく事は大切です。
設置工事だけで数万円かかるなら買った方がましなケースもあります。