赤帽は事業協同組合
赤帽の特長は「事業協同組合」であることです。
事業協同組合とは、中小企業等協同組合法に規定されている組合で、貨物軽自動車運送事業者の赤帽組合員の集まりで作られています。
この協同組合は、全国各都道府県に44あり、組合本部は約180ヵ所で支部もありますし、営業所等もあるのです。
そして、赤帽組合員は約9000人で引越の依頼を待っています。
コストパフォーマンス部門で第1位
赤帽のメリットの一つは、2019年度オリコン顧客満足度調査の引越会社「コストパフォーマンス部門」で7年連続で第1位になっていることです。
この顧客満足度はサービスが良く、値段も満足できるということで、消費者からの信頼度が高いということでしょう。
つまり、値段が安いのに、サービスが手厚く満足できるということです。
これは、赤帽が組織一丸となって、質の高いサービスを提供している証拠にもなります。
貸し切り便というメリット
赤帽のメリットは貸し切り便であることです。
つまり、引っ越しをする人の荷物は、引越先まで他の車に積み替えることはなく目的地まで運んでくれます。
実は、他社の場合だと途中で他の車に荷物を積み替えることがあるのです。
けれども、赤帽の場合は最初から最後まで同じ車なので、他社に比べると簡易な梱包で済み、荷造りの簡素化になります。
その分、他社よりも引越料金が安くなるのでしょう。
デメリットもある
このように、評判もよくメリットの多い赤帽ですが、残念なデメリットもあります。
まずは、引き受けられる荷物の量や走行距離には制限があるということです。
そして、梱包のみではなく、荷物の運搬なども引っ越す人が手伝うこともあります。
しかし、こういったデメリットは料金の安さを考えると仕方のないことでしょう。
学生や単身者の引越や特殊な引越に向いている
赤帽は特に、単身赴任や学生といった一人暮らしの引越に向いています。
乗用車やタクシーでは運べない量の荷物があるが、大きなトラックを頼むほどの量ではないという場合は赤帽に頼むとよいでしょう。
赤帽の場合は他社のトラックよりも、車が小さいように見えますが、結構な量の荷物を運べます。
その量は最大で350kgです。
また、仕事で忙しくて昼間は時間がないので、夜引っ越したいという場合も、ご近所に迷惑がかからないように運ぶこともできます。
そして、家の前の道が狭いために大きなトラックでは運び出せないという場合も、赤帽に相談するとよいです。
赤帽は、どんな場合も相談に乗ってくれ、引っ越す人が満足のいく引越を提案してくれます。
引越の際、他社では引き受けてもらえないような事情がある場合は、柔軟に対応してくれる赤帽に相談してみることをおすすめします。