ガス使用開始の手続きを忘れていたら

ガスをすぐに使うことは難しい

ガスの契約手続きを忘れてしまった場合、気づいてからすぐにガス会社に連絡をしたとしても、使えるようになるまでには時間がかかります。
連絡してから実際に使えるようになるまでには、ガス会社や時期によっても異なりますが、運が悪いと一週間近くかかる恐れもあります。
というのも、電機や水道と違い、ガスの開栓は担当者への立ち合いが法律で義務付けられています。
そのため、自分とガス会社の担当者との予定が合わせられないと、ガスの開栓がいつまでもできないのです。
引っ越しの多い3月、4月は繁忙期なので特に注意が必要です。

運が良ければ、連絡の翌日には担当者が来て、開栓が可能です。
所要時間も15分から30分程度です。
ただ、支払い手続きもその時に済ませなければならないので、必要な書類は全てそろえておきましょう。

ガスの使用手続きの手順

まず、指定のガス会社に電話で連絡をします。
遅くとも入居予定日の2週間前までには連絡を済ませておきましょう。
連絡の際に開栓の日時を決めるのですが、引っ越しが完全に完了した後に設定しましょう。

ガス開栓作業は室内でも行います。
ガス会社の作業員は部外者なので、勝手に室内に入ることはできません。
入居者である人間が出入り出来る状態でなければいけないのです。

当日は、予定時間の数時間前に担当者から確認の電話が入ります。
時間の変更や、何かのトラブルの際はできる限り早く連絡を入れましょう。
作業員は到着後、ガス栓と周辺機器を確認し、ガスメーターを開栓します。
動作確認やガス漏れなどの有無を確認し、作業自体は終了です。

作業が完了したら、操作方法や注意事項を説明されます。
作業自体よりもこの説明に時間がかかります。
全ての説明が終わると契約書や確認書類にサインをし、支払い方法を登録して終了となります。
全体の作業は、長くても30分程度で終わります。

ガスの開栓作業とは

ガスの開栓作業では、作業員がその住まいの外に設置されているガスの機器をチェックしていきます。
自社のガスが使える使用のものであるかを、まず確認します。

ガスメーターの番号をチェックし、開栓します。
この時点からガスの使用が可能です。
ガス会社によっては、立会している人にガスメーターの操作方法をレクチャーする場合もあります。
日常生活でメーターも操作することはありませんが、災害の際に操作をしなければならないことがあるのです。

開栓が済むと、室内にてガスが通っているか、ガス漏れが無いかを確認します。
室内に問題が無ければ、再びガスメーターに戻り、ガス漏れが無いかを確認します。
ガスが安全に使うことが確認できたら、次にガスコンロや給湯器などの設置と動作確認を行い開栓作業は終了です。