リノベーションとは
リノベーションは中古物件に対して行うリフォーム工事です。
従来のように外壁だけのリフォームではなく、構造そのものを大幅に変更していく内容を含みますので、大工事になります。
単に中古物件を売却したり、そのまま誰かに貸したりするだけではなく、おしゃれでデザイン性に富んだものに生まれかわります。
間取りそのものがまったく別のものに変わってしまう事も、珍しくありません。
個性的で斬新なものが多く、不特定多数の標準的なものより、もっと自分らしく生きたいとの考えを持つ人たちから、注文を受けて工事が実施される事もあります。
動線を整えて使いやすい住環境にしたい家族の希望で行われれる事もあるのです。
元の設計を大胆に変更する事になるので、綿密な打ち合わせが大切になってきます。
基本的に建物を骨組みだけのスケルトンにしてから、間取りを大胆に変える工事が行われるため、骨組以外はまるで別空間のように違ったものになる事が多いです。
築年数を一度0にして新たに１ないし2から歴史を始めるので、ほぼ新築に戻る形になります。
水回りの配置をまったく別の方向に配置替えする時もありますから、かつての面影はほぼ無いです。
マンションをフルリノベーションする時は、コインクリートむき出しの骨組みから始める事になります。
こうして大胆不敵とも思える大改造をする事によって、単に古いだけの住環境に息を吹き返し、付加価値が増し加わっておしゃれ空間に変貌してもらうために、あえて古いものを壊して作り替えていくのが、リノベーションです。
リノベーション賃貸のメリット
リノベーションは賃貸住宅にも施工されるケースも増えてきました。
利用者はおしゃれであたかも独立したデザイン住宅のような空間を借りる事になるのです。
機能性も向上しているので、本来であればよほど経済的に余裕がないと、とても利用できません。
中古をリノベーションする事によって、本来のデザイン住宅よりもはるかに安価に借りる事になります。
機能的でハイセンスな家に住んでみたかった人には、まさに朗報です。
まったく同じ構造や間取りの部屋であっても、中古を利用したリノベーションなら、相場よりも低予算で借りる事ができます。
なかなか満室にできなかった賃貸物件が、話題を呼びたちまち若い借り主で空き室がうまるケースも0ではないので、オーナーにとってもうれしい誤算です。
リノベーション賃貸のデメリット
リノベーション物件にすると住みやすさも向上します。
大元が20年以上の築年数だった場合、最新の耐震基準を満たしていない場合もあるのです。
旧制の下で建築されたものの多くは、安全体制に多くの不備を発見する事も、おこります。
外見はハイセンスでも配管が旧建築様式のままだと、排水溝からの悪臭がそのままあがってくる事もあるのです。