手伝ってもらった人へ御礼をしよう

金額の相場

業者は業務として引っ越し業を運営しているので、代金はどうしてもお支払いしなければなりません。
ガソリン代や人件費などもろもろかかってくるので、高額になるのは当然です。

自力で運ぶならただになります。
だけど荷物が多くて自分では運びきれない時は、誰か手伝いが欲しいところでしょう。

近くなら家族で運ぶ事も可能ですが、遠い時は困ります。
兄弟や親戚そして部下、友達に協力を求める時、謝礼はどうしたらいいのだろうと考えた事はありませんか。

昔馴染みのよしみでOKな関係ならまだしも、泊まりがけで手伝ってくれた人を、手ぶらで帰ってもらうのが気が引けるなら、多少でも気持ちを包んで渡すのが礼儀です。
今後の健全な人間関係のためにも、最低限度の相場はとらえておきましょう。

家族や友人の場合は特にですが金品というよりも、缶ジュースを一人一本ずつわたす、食事会を催すといった形が一般的です。
相場としては家族であれば5000円から10000円の間になります。

友人であれば多少色をつけても3000円から5000円以内が妥当です。
学生であればファミレスもしくは知り合いのカフェが使われる事もあります。

たまに上司が手伝いに入る事もありますが、その場合でも1000円以下で充分です。
缶ジュースもしくは一緒にファミレスで、楽しんでもいいでしょう。

渡すタイミング

一般的には当日に働いてくれた人たちの疲れ具合や、作業がある程度めどがついた頃などを見計らってお礼を渡します。
旧宅でお寿司を出前してもらって、ご苦労さん会のようなイメージでみなさんにごちそうする形も、おすすめです。

もしもタイミングが合わなくてその日のうちに、お礼ができなかった場合は、後日早めにお食事会を開くのもあり得ます。

旧宅が賃貸住宅であったら、さすがにお寿司の出前とはいきませんので、近くのお店を予約するのが妥当です。
若干引っ越し先が遠いか、引っ越し作業が夜間にまでおよんでしまった場合は、近くに宿泊してもらう形になります。

宿泊代をしっかり負担するのは当然です。
謝礼には交通費も含みます。
商品券や図書券でプレゼントする事もありますが、学生ならありがたいプレゼントです。

社会人ならビール券や商品券を、食事会にあわせて贈るケースもあります。
近隣のお土産を一式お渡しするのもありですが、無理のない範囲でOKです。

他の注意点

友人知人あるいは親戚の誰かに、お手伝いをお願いするなら、基本的に新居が近い状況でお願いする事になります。
さすがにたとえば東北から首都圏に引っ越しするケースでは、相手にも生活があるので頼みにくいのが、実際のところです。

謝礼も高額になってしまうので、現実的ではありません。
引っ越し先にたまたま友人や知人がいて、手伝いにきてくれたなら話は違ってきます。