引越しのマナー

挨拶

これまでお世話になった方へ

引越しのマナーは、転居する前にお世話になっていた方々に対するものと、新たにこれから親しくして欲しいご近所さんとの2つに分かれます。
基本となるマナーを押さえておけば人間関係がスムーズになりますので、とても大切なことです。

これまで住んでいた場所のご近所さんには、引越しが決定したときにご挨拶にうかがいます。
今まで大変お世話になったことを一言伝え、挨拶品をお渡しします。

贈り物というと高いものを用意しなければならないイメージがありますが、引越しの挨拶品の相場は500~1,000円くらいなのでお財布にも大きな負担になりません。
実用品が喜ばれるので、洗剤やタオル、お菓子などが選ばれています。

引越しと同時にこれまで勤務していた職場を離れるときは、最後の日にご挨拶をします。
お菓子などを用意しておき、職場のみなさんに配ってお別れしてください。
夫と妻とどちらの職場でも、同様です。
例えば、お子さんが保育園に通っている場合は、先生にお菓子を渡して「みなさんで召し上がってください」と一言添えます。

挨拶にうかがった際、中には餞別をくださる方がいます。
餞別はお返しをする必要がないものですが、転居してからお礼状を送付することで感謝の気持ちを伝えましょう。

前に住んでいたところ時代のお知り合いで、遠く離れても引き続き親しくしたい相手には、引越してから挨拶状を送付しましょう。
挨拶状はハガキで気軽に出せますので、転居する前に念のため相手の住所などを確認しておいてください。

これからお世話になる方へ

転居した場所でご近所さんに挨拶をするのは、とても大切なことです。
当日は大きな車で荷物を運びますから、いつどのお宅に引越しがあったか伝わりやすいので、早めに挨拶にうかがった方が好印象です。
遅い場合でも、1週間以内を目安にうかがうようにしてください。

当日は転居作業が夜遅くまでかかることがありますので、その場合はその日のうちではなく翌日にします。
ご家庭でくつろいでいる遅い時間に初対面の家族がうかがうのは迷惑になりますので、日を改めた方がいいでしょう。

挨拶にうかがうとき、こちらでも挨拶品を持参しますが、金額の相場はこちらも500~1,000円くらいです。
貸主などは1,000~2,000円くらいと相場が2倍になりますので、気を付けてください。

ゴミの分別などは、その土地によって特別なルールがある場合もあります。
引越し作業はゴミが出ますので、自治会や管理人さん、大家さんなどに挨拶にうかがうとき、そのようなことも聞いておくとマナー違反になることを防げます。

住んでいた場所もこれから住む場所も、引越しの挨拶は家族みんなで行けることが理想ですが、全員で行けなくても一緒に行けなかった人があとからうかがう必要はありません。

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押さえておきたい基本マナー